新刊本 「わりなき恋」 岸恵子 著

岸恵子さんといえば、パリジェンヌで品の良い女優。

これが私の岸さんに対するイメージでした。

友人から１冊の本を借りた。それが、「わりなき恋」。

恥ずかしながら私は今回初めて岸恵子さんの小説を読ませていただいた。

文章力、内容（恋愛）、構成力の素晴らしさに驚いてしまった。

この小説は、大人の恋愛小説でいろんな国にまたがったエピソードが散りばめられている。

プラハの春（政治問題）、絵画、音楽、文学といった話題が男女を結びつけ、感動のエンディングまで一気に読まされてしまう。

女性ならではの柔らかい文章で、それでいて骨っぽい小説。

この小説に出会えて本当によかったと思います。

わりなき恋